サッカーの読みもの

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【2017年J1・12節の得点傾向】全25ゴールのうち“約3割”がなんと…

<「サイドからの崩しで奪ったゴール」の割合は…>

 

 2017年5月19~20日に行なわれたJ1リーグの12節では、全9試合で計25ゴールが生まれた。実は、そのうちの約3割(8ゴール)がヘディングでの得点だった。

 

 浦和×清水戦の興梠慎三の2点目(57分)、横浜FM×仙台戦の大岩一貴の同点ゴール(77分)、甲府×広島戦の水本裕貴の逆転弾(50分)、磐田×柏戦の中川寛斗の一撃(74分)、大宮×C大阪戦の清武弘嗣山村和也のゴール(前者が63分、後者が76分)、G大阪×鳥栖戦の長沢駿の2得点(33分、37分)が、いずれもヘディンからのものだった。

 

 以上の8ゴールがどう生まれたかと言えば、コーナーキックからが4本、サイドからの崩しからが4本。ここでひとつ理解できるのは、サッカーにおいてセットプレー(フリーキックコーナーキック)がいかに重要だということだ。

 

 ちなみに、今節、ヘディングに限らず「サイドからの崩し」から生まれたゴール数は「14」。前述したように全9試合で計25得点だったのだから、「サイドからの崩しで奪ったゴール」の割合は、全体の「56%」と比較的高い数字になっている。これは、サッカーにおいてサイドアタックが有効手段である事実を裏付けるデータと言えるだろう。