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【U-20ワールドカップ】はたして、久保建英は期待を裏切ったのか?

1アシストでも十分な結果だった>

 

  U-20日本代表が挑んだワールドカップはベスト16という結果に終わった。飛び級参戦で注目された久保建英は結局、南アフリカとのグループリーグ初戦で1アシストを決めただけだった。

 

 ウルグアイ戦(グループリーグ第2戦)でフィジカルの違いを見せつけられると、決勝トーナメント1回戦のベネズエラ戦でもハードなマークに苦しめられ、ゴールにつながる仕事はできなかった。だが、はたして、久保は期待を裏切ったのか。

 

 個人的には1アシストでも十分な結果だと思う。なにしろ、まだ15歳なのだ。他国の選手との体格差は明らかで、そんな久保にひとつ上の世代の大会でスペシャルな活躍を期待するほうが無理な話である。

 

 少し前にU-19日本代表がトゥーロン国際大会キューバ代表と戦う試合を観たが、正直、つまらなかった。日本代表のクオリティはかなり低く、それに比べると今回のU-20ワールドカップに参戦した代表チームはレベルが高かった。

 

 そう考えると、久保はよくあれだけ落ち着いたスタンスでUー20ワールドカップを戦っていたなと思う。技術的なところだけに目を向ければ、通用している部分もあった。内山篤監督も今大会の久保を次のように評価している。

 

「取られても問題ないところで仕掛けている。判断ミスでボールを取られることはこの世代でもほとんどない。呼んだことが間違っていたとは全く思っていない」

引用:日刊スポーツ

久保建英の3年後は「五輪じゃないA代表」内山監督 - 日本代表 : 日刊スポーツ

 

 皆さんの目に「U-20ワールドカップの久保くん」はどう映っただろうか。

 

 個人的に楽しみなのは今年10月に開催予定のU-17ワールドカップ。同世代と戦うこの大会でこそ、久保の真価が問われるはずだ。