【大胆予測】この夏、内田篤人はシャルケを退団する?
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<内田を欲するクラブがはたしてあるのか>
この時期になると、なにかと注目されるのが移籍関連の話だ。日本人選手では本田圭佑、原口元気らの去就について連日メディアが報道しているが、個人的に気になるのは内田篤人の動向だ。
ご存じのとおり、内田は右膝の大怪我によって1年9か月も実戦から遠ざかっていた。16年12月8日のザルツブルク戦(ヨーロッパリーグ)で復帰(出場時間は7分)したが、そこから出番が増えたかと言えばそうではない。
結局、ブンデスリーガで出場機会はなく、不完全燃焼のままシーズンを終えた感がある。見方によってはマルクス・ヴァインツィール監督に干されたと言えるが、その指揮官が来季も続投となれば、あるいは内田が移籍を志願するかもしれない。
内田とシャルケとの現行契約は2018年6月まで。移籍金が発生する今夏に買い手があらわれれば、クラブが検討する可能性はある。
ただし──。そもそもの疑問として、右膝に爆弾を抱えている(再発する可能性は否定できないだろう)内田を欲するクラブがはたしてあるかということだ。正直、ここ数年ピッチでなんの貢献もしていない選手を移籍金を払ってまで獲得しようとするクラブがヨーロッパにはないはずである。
もっとも、内田のスタンスもある程度明確だ。向上心の塊とも言える彼は、メディアのインタビューで「目指すならスペインの2チームか、プレミアのビッグクラブ、イタリアならユベントスくらい。そこに行けないならシャルケでいい」というようなニュアンスのことを話していた。それを鵜呑みにすれば、シャルケより格下のクラブからオファーが来ても断るはずだ。
こうした状況証拠だけで判断するなら、このオフに内田が新天地を求めることはないだろう。サプライズがあるとすれば、古巣の鹿島がそれなりの移籍金を積んでシャルケにオファーした時だ。
内田と鹿島は今なお特別な関係にある。絶対にない、話ではない。