【コンフェデレーションズカップ2017】6月17日に開幕。優勝オッズから見る“アジアの立ち位置”
photo by Nazionale Calcio
<オーストリアの優勝オッズは参加8か国中7番目>
来年にワールドカップの開催を控えるロシアで、6月17日からそのプレ大会となるコンフェデレーションズカップが行なわれる。
参加国は以下の8チーム。ロシア(W杯開催国)、ドイツ(14年W杯優勝国)、ポルトガル(EURO16優勝)、オーストラリア(15年アジアカップ優勝)、チリ(15年コパ・アメリカ優勝)、メキシコ(15年CONCACAFカップ勝者)、ニュージーランド(16年OFCネーションズカップ優勝)、カメルーン(17年アフリカネーションズカップ優勝)だ。
グループA(ロシア、ニュージーランド、ポルトガル、メキシコ)、グループB(カメルーン、チリ、オーストラリア、ドイツ)とふたつの組でグループリーグを行ない、各グループの上位2か国が準決勝に進出。そこからはトーナメント形式で優勝を争う。
気になる優勝オッズは以下のとおり。
<優勝オッズ>
ポルトガル 3.25倍
ドイツ 3.50倍
チリ 3.75倍
ロシア 8.00倍
メキシコ 10.00倍
カメルーン 26.00倍
オーストラリア 41.00倍
ニュージーランド 201.00倍
※英国のブックメーカー「ウィリアムヒル」を参照
ヨーロッパの両雄に、南米王者が続くという妥当なオッズだ。アジアチャンピオンとして参戦するオーストラリアは参加8か国中7番目、「41.00倍」という高配当である。
このオッズから改めて感じるのは、やはりアジアなんてそんなレベルなんだな、ということ。「日本はオーストラリアに勝たないとワールドカップに行けない!」なんて騒いでいるが、そのオーストラリアも世界から見れば“弱小国”のひとつなのである。
オーストラリアに苦戦しているようでは世界となんて戦えないのは、紛れもない事実。ただ、そのオーストラリアを圧倒できないのもまた事実。悲しいかな…、今回の優勝オッズは日本の立ち位置を示す“残酷な現実”とも言えるだろう。