【日本代表/ニュージーランド戦速報】凡庸な内容に終始。これが日本の実力なのか?
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<立ち上がりから日本は押し気味に試合を進めたが…>
雨が降りしきる中、日本代表は意外にもガチなメンバーで臨んだ。GKは川島永嗣、4バックの最終ラインは右から酒井宏樹、吉田麻也、槙野智章、長友佑都。中盤は山口蛍と井手口陽介のダブルボランチで、トップ下に香川真司という構成。3トップは右から久保裕也、大迫勇也、武藤嘉紀だった。
前半の8分には香川がポスト直撃のシュートを放つなど、日本は惜しいチャンスを作る。10分までに2回ほど崩されそうなシーンがあったが、試合を押し気味に進めていたのは日本だった。
18分には大迫、武藤のポストプレーから好機を作り出すも得点には至らず、5バックで守るニュージーランドも徐々に日本のプレースピードについてくるようになった。
30分にはカウンターからニュージーランドのFWクリス・ウッドにエリア付近からシュートを打たれ、ヒヤリとするシーンもあった。42分の大迫のヘッドも枠を捉えることなく、日本は不完全燃焼のまま前半を0-0で終えた。
<勝ち越したものの褒められる内容では…>
49分には山口のシュートがニュージーランドのハンドを誘い、PKを獲得。これを大迫が決めて日本が50分にようやく先制した。しかし、59分にはニュージーランドのクリス・ウッドにヘッドで同点弾を決められ、追いつかれてしまった。
香川、大迫、武藤を下げて、小林祐希、杉本健勇、乾貴士を投入するなどして勝ち越し点を狙った日本だが、なかなかリズムを掴めなかった。75分に杉本がドリブルで持ち込んでシュートしても、枠を捉えず……。76分の長友のミドルもGKに阻まれた。
その後、久保に代えて浅野拓磨、井手口に代えて倉田秋を投入するも、ニュージーランドの粘り強い守備に跳ね返され、時間だけが過ぎていった。88分に乾、酒井宏とつないだボールを倉田が頭で押し込んで2-1としたが、とても褒められる内容ではなかった。