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【日本代表/ニュージーランド戦速報】凡庸な内容に終始。これが日本の実力なのか?

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 photo by muo1417

 

<立ち上がりから日本は押し気味に試合を進めたが…>

 

 雨が降りしきる中、日本代表は意外にもガチなメンバーで臨んだ。GKは川島永嗣、4バックの最終ラインは右から酒井宏樹吉田麻也槙野智章長友佑都。中盤は山口蛍と井手口陽介のダブルボランチで、トップ下に香川真司という構成。3トップは右から久保裕也大迫勇也武藤嘉紀だった。

 

 前半の8分には香川がポスト直撃のシュートを放つなど、日本は惜しいチャンスを作る。10分までに2回ほど崩されそうなシーンがあったが、試合を押し気味に進めていたのは日本だった。

 

 18分には大迫、武藤のポストプレーから好機を作り出すも得点には至らず、5バックで守るニュージーランドも徐々に日本のプレースピードについてくるようになった。

 

 30分にはカウンターからニュージーランドのFWクリス・ウッドにエリア付近からシュートを打たれ、ヒヤリとするシーンもあった。42分の大迫のヘッドも枠を捉えることなく、日本は不完全燃焼のまま前半を0-0で終えた。

 

<勝ち越したものの褒められる内容では…>

 

 49分には山口のシュートがニュージーランドのハンドを誘い、PKを獲得。これを大迫が決めて日本が50分にようやく先制した。しかし、59分にはニュージーランドのクリス・ウッドにヘッドで同点弾を決められ、追いつかれてしまった。

 

 香川、大迫、武藤を下げて、小林祐希杉本健勇乾貴士を投入するなどして勝ち越し点を狙った日本だが、なかなかリズムを掴めなかった。75分に杉本がドリブルで持ち込んでシュートしても、枠を捉えず……。76分の長友のミドルもGKに阻まれた。

 

 その後、久保に代えて浅野拓磨、井手口に代えて倉田秋を投入するも、ニュージーランドの粘り強い守備に跳ね返され、時間だけが過ぎていった。88分に乾、酒井宏とつないだボールを倉田が頭で押し込んで2-1としたが、とても褒められる内容ではなかった。