【16-17チャンピオンズリーグ決勝】ファイナルでの勝率は“驚愕”の…。レアルの勝負強さに脱帽
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<両チームのエースの差がそのままスコアにあわれたとも>
ひと言で言えば、レアル・マドリ―ドは勝負強かった。
6月3日に行なわれたユベントスとのチャンピオンズリーグ決勝、立ち上がりに押し込まれながらもそこで耐え忍ぶと、前半の20分にロナウドがカルバハルのパスから先制ゴールを決めてワンチャンスもモノにする。
27分にマンジュキッチにスーパーゴールを叩き込まれて1-1に追いつかれ、ユーべに流れを持っていかれそうになるが、R・マドリードは慌てず、後半に入るとギアチェンジ。モドリッチ、マルセロを軸にユーべ陣内に攻め入り、その時間帯にカゼミーロのゴールで再びリードを奪うのだ。
この日のR・マドリ―の勝負強さは言い換えれば、決定力だ。その意味で天晴だったのはロナウドである。ほとんど消えていたが、ここぞという場面での嗅覚はさすが千両役者。先制ゴールに続き、64分には勝利を手繰り寄せる追加点と、おいしいところをがっつりともっていった。
勝負どころできっちりと仕事をしたロナウドと、沈黙したユベントスのイグアイン。両エースの差が4-1というスコアにそのままあらわれたという見方もできるだろう。
今回の勝利でR・マドリ―は、チャンピオンズリーグ(チャンピオンズカップ時代を含まない)に限れば、6回の決勝進出ですべて優勝。そんなところからも彼らの勝負強さは見て取れる。