【コンフェデレーションズカップ2017】オーストラリアで気になった“弾丸アタッカー”ロギッチ
photo by Nazionale Calcio
<相手のディフェンダーからすれば実に厄介なアタッカー>
2017年6月19日、コンフェデレーションズカップでオーストラリアがドイツに2-3で敗れた。
スコアこそ1点差だが、内容は明らかにドイツが上。後半途中からオーストラリアに流れが行きかけたが、これもドイツが単純にセーブしていたようにも見えた。
力の差を見せつけられたオーストラリアだが、個のパフォーマンスだけならひとり気になった選手がいた。スコットランドのセルチックでプレーするトム・ロギッチがそうだ。
今年6月のサウジアラビア戦(ワールドカップ・アジア最終予選)で弾丸ミドルから決勝ゴールを奪ったロギッチは、このドイツ戦でも豪快な左足のシュートで同点弾を叩き込むと、後半も強烈なシュートからトミ・ユリッチのゴールに絡んだ。
チャンスがあれば構わず打つ。相手のディフェンダーからしたら、実に厄介なプレーをする選手である。シュートを打たなければゴールにならないというサッカーの真理を体現しており、こうしたアタッカーを日本は苦手としている印象だ。
ロギッチの厄介なところはシュートコースを防いでも、そこから独力で持ち込めるテクニックも備えている点だ。果たして、日本はロギッチを止められるのか。気になるところである。