ポドルスキ見参! 仙台戦のパフォーマンスは?
photo by Wolfgang
<前半の34分に絶妙なスルーパスからアシスト>
2017年7月22日の仙台とのプレシーズンマッチで、ルーカス・ポドルスキが神戸デビュー。2トップの一角を担うと、開始直後にいきなり左足のミドルを放った。
親善試合特有のリラックスしたムードもあり、試合自体そこまでスピーディーな展開にはならなかったが、それでもポドルスキは正確なポジショニング、ダイレクトパスで攻撃にリズムをもたらした。仙台のプレッシャーが甘かったせいもあったとはいえ、フリーになった時の技術の高さはやはり目を見張った。
トラップの位置、ボールの置きどころは素晴らしく、次の展開を予測する目も持っていた。最大のハイライトは34分。センターサークル付近からの絶妙なスルーパスで渡邉千真の2ゴール目をアシストしたシーンだろう(渡邉は前半の6分に先制点も決めている)。
それなりに見せ場を作ったポドルスキだが、強烈なインパクトを残したかと言えばそうではない。あくまで試運転、のように見えた。
日本の暑さに苦しんでいるようにも映ったポドルスキは、当初の予定通り前半だけで交代。真価が問われる7月29日の大宮戦までに、どうコンディションを高めるか。このアタッカーのパフォーマンスは、しばらく注目の的になりそうだ。
ちなみに、試合は2-2のままPK戦に突入し、そのPK戦を神戸が制している。