【日本代表/サウジアラビア戦速報】文字通りの消耗戦に。川島の片足セーブも実らず…
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<先制されても反撃の糸口を掴めなかった>
日本が採用したシステムは4-1-2-3。GKは川島で、4バックは右から酒井宏樹、吉田、昌子、長友。アンカーは山口、インサイドハーフが柴崎と井手口で、3トップは右から本田、岡崎、原口という布陣だった。
前半の5分に原口のドリブル突破からチャンスになりかけたが、ゴール前でボールをもらおうとした岡崎が転倒。シュートまで持っていけなかった。
10分くらいからはサウジにボールをキープされる時間帯も増え、エリア付近まで持ち込まれるシーンもあった。長友、岡崎などのシュートはあったものの、決して日本のペースという試合展開ではなかった。実際、山口のパスミスをきっかけにピンチになりかけ、センターバックの吉田がたまらずファイルで止めるなど(これでイエローカードをもらう)、この日の日本は暑さのせいもあって動きがやや重かった。
25分を過ぎたあたりからはサウジのプレスが強まり、後手を取る展開に。ボールを持たれた際は自陣に引く形で守るようになり、アウェーでの過酷さが窺えた。それでもサウジに決定的なチャンスを許さなかった日本は、0-0で終えた。
日本は後半から本田に代えて浅野を投入。このスピードスターの特長を生かそうとするなか、49分には柴崎のコーナーキックから酒井宏樹が決定機を迎えるが、これはサウジの懸命のディフェンスに防がれた。続く53分には長友のクロスから原口がチャンスを掴んだものの、右足でジャストミートできなかった。
すると、徐々にサウジアラビアのペースとなり、55分過ぎには決定的なピンチを迎える。これは川島の片足セーブで防いだが、63分にはブアラドに先制弾を叩き込まれてしまう。
1点リードされた日本は67分に岡崎に代えて杉本(A代表デビュー)を投入。さらに80分には柴崎を下げて久保を送り込んだ。しかし、消耗の色が濃くなってきた日本はなかなか反撃の糸口を掴めない。
結局、日本は0-1で敗戦。一方、この勝利でグループBの2位を確定させたサウジはワールドカップ出場を決めた。