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【コンフェデレーションズカップ2017/ロシア対ニュージーランド戦レビュー】「ニュージーランド枠を日本にください!」

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 photo by Nazionale Calcio

 

 <内容的にはロシアが圧倒。やっぱりニュージーランドは弱かった>

 

 ロシア 2-0 ニュージーランド

得点者:ロシア=オウンゴール(31分)、スモロフ(69分)

 

【ロシアのスタメンと交代選手/3-3-2-2システム】

GK⓵アキンフェエフ/DF⑥ジキア、⑤ヴァシン、⑬クトリャショフ/MF⑧グルシャコフ、⑲サメドフ、⑱ジルコフ、㉑エロヒン(77分:㉒タラソフ)、⑰ゴロビン/FW⑦ポロツ(64分:⑪ブハロフ)、⑨スモロフ(90分:⑮ミランチュク)

 

ニュージーランドのスタメンと交代選手/3-3-2-2システム】

GK⓵マリノビッチ/DF⑤ボクサル、㉒デュランテ、⑳スミス/MF⑧マクグリンチー、⑱コルベイ(83分:⑬パターソン)、③ワイン、⑦バルバセス(61分:⑥トゥイロマ)、⑭トーマス/FW⑪ロハス(71分:⑩スメルツ)、⑨ウッド

 

【試合内容】

 立ち上がりこそニュージーランドが攻めの姿勢を見せたが、地力に勝る開催国のロシアが徐々に試合を支配。7分に⑲サメドフのコーナーキックから⑤ヴァシンがヘッド、10分には⑦ポロツがシュートとチャンスを作り出していった。

 

 そして31分、押し気味のロシアが待望の先制点を奪う。⑦ポロツがエリア内にポンと軽く浮かしたボールに素早く反応した⑧グルシャコフが、GKを嘲笑うかのようなチップキックでゴールに流し込もうとする。速度的に微妙なシュートだったが、ニュージーランドの選手にクリアされる前にどうにかゴールラインを割った。ただ、記録上、この得点はオウンゴールになった。

 

 後半に入ってもロシアのペースで試合が進む。ニュージーランドの抵抗に遭いながらも、69分には追加点。⑨スモロフがサイドに展開したボールを⑲サメドフがゴール前に折り返し、それを⑨スモロフが蹴り込んだ。

 

 70分を過ぎるとニュージーランドにやや攻め込まれ、決定機を2つ与えた。それでも、そのピンチを凌ぐと、再び相手ゴールに襲い掛かる。ここからゴールは生まれなかったものの、内容的にはロシアがニュージーランドを圧倒するゲームになった。

 

【感想】

 コンフェデレーションズカップで過去9戦未勝利(1分け8敗)のニュージーランドを見てもなあと勝手に思いながらも、開幕戦だからとチェック。しかし、テンションがなかなか上がらない。ロシアは前線に迫力がなく、ニュージーランドの低調なパフォーマンスに付き合う格好に見えた。前半が終わった頃には眠気に襲われていた。

 

 まあ、このカードである。ある程度の凡戦は予想していたので仕方なし。印象に残っているのはニュージーランドのGKの少しアマチュア感を感じさせる守り方だった。GKが目立つということが、この試合のすべてを物語っていると思う。

 

 FIFAの関係者、コンフェデレーションズカップの運営スタッフに大きな声で言いたい。「ニュージーランド枠を日本にください!」。