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【2017年ACL決勝|速報】価値あるアウェーゴール。守護神の西川が奇跡的なセーブを連発!

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 photo by martha_chapa95

 

 現地時間の2017年11月18日、浦和がアウェーでアルヒラルサウジアラビア)との決勝第1戦に臨んだ。スタメンは、GKが西川、4バックは右から遠藤、阿部、槙野、宇賀神、アンカーに青木、2列目が右から武藤、柏木、長澤、ラファエル・シルバ、CFが興梠という顔ぶれだった。

 

  いきなりロングボールをエリア内に蹴り込まれた浦和だが、遠藤が慌てずにクリアすると、そこから冷静に試合を運ぶ。そして前半7分にはラファエル・シルバが左サイドからドリブルで突破すると、そのままエリア内に侵入してクロス。これは相手に当たるが、そのこぼれ球をラファエル・シルバが押し込んで貴重なアウェーゴールを奪った。

 

 17分には左右に揺さぶられて危ないシーンを作られたが、18分にアルヒラルの中心選手であるカルロス・エドゥアルドが交代。浦和にとってはひとつの追い風になった。

 

 ただ、20分過ぎになると、アルヒラルに押し込まれる展開に。ボールを奪っても良い形でつなげず、23分にはFWのハルビンに決定的なシュートを打たれる。どうにかGK西川のファインセーブで凌いだが、なかなか流れは変わらない。

 

 アルヒラルにサイドを上手く使われ、浦和は防戦一方。33分にはハルビンとの1対1をGK西川がビッグセーブで制して耐え凌ぐ。しかし、37分にゴール前の混戦からハルビンに決められて1-1に追いつかれてしまう。前半終了間際にもピンチがあったが、試合を1-1で折り返した。

 

 後半もアルヒラルのペースで試合が進む。前半と同じく細かいパスワークと左右の揺さぶりに苦戦した浦和は劣勢を強いられた。65分にはカウンターの起点となっていたラファエル・シルバが負傷で交代(→ズラタン)とさらに厳しい状況に追い込まれた。

 

 それでも浦和は崩れない。アルヒラルの動きが少し止まった影響もあるだろうが、徐々にボールをキープできるようになった。相手陣内でパスを回すシーンも増え、76分には武藤のクロスからチャンスを作りそうになった。

 

 77分に長澤に代えて梅崎、87分には興梠に代えて高木を投入。攻撃的なカードを入れた浦和も疲労の色が濃くなったせいか、なかなかゴール前までボールを運べない。結局試合は1-1の引き分け。押し込まれた展開を考えれば、勝ちに等しいドローだろう。

 

 この日のマン・オブ・ザ・マッチを選ぶなら、奇跡的なセーブを連発したGK西川だろう。貴重なアウェーゴールを手にした浦和は、11月25日、埼玉スタジアムで運命の第2戦に臨む。