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【日本代表/ハイチ戦速報】まさかの展開でハイチとドロー。長谷部、吉田がいないとダメなのか

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 photo by muo1417

 

<1点を返されてからは日本が押し込む展開ではなくなった>

 

 日本のシステムは4-3-3。GKは東口、4バックは右から酒井高、昌子、槙野、長友。ダアンカーは遠藤で、インサイドハーフは右が小林で左が倉田、そして3トップは右から浅野、杉本、乾という並びだった。

 

 立ち上がりから攻め込む日本は、7分に長友のクロスにヘッドで合わせた倉田のゴールで先制すると、続く17分には浅野、杉本、倉田のコンビネーションから最後は倉田のシュートが弾かれたボールを杉本が左足ボレーで蹴り込んで、早々と2-0とリードした。

 

 しかし、29分に一瞬の隙を突かれてハイチのラフランスにゴールを献上。代表戦で久しぶりにゴールマウスを任されたGKの東口は脇の下をシュートで抜かれる屈辱を味わった。その後はしばらく膠着状態に。ハイチの日本のスピードに慣れたこともあり、立ち上がりほど日本が押し込む展開ではなくなった。

 

 杉本や酒井高が惜しいシュートを放つ場面もあったが、いずれも決められず……。2-1のままスコアは動かなかった。

 

<攻撃にリズムが生まれるどころか…>

 

 日本は後半の頭から浅野と長友に代えて原口と車屋を投入。それでもペースを取り戻せなかった日本は、53分にセットプレーから左サイドを崩され、ナゾンに右足ボレーで決められてしまう。

 

 55分に小林に代えて井手口、60分には倉田から香川、64分には杉本から大迫と次々に主力級を投入するが、日本の攻撃にリズムは生まれない。それどころか、78分にはナゾンに豪快なミドルを決められて逆転を許してしまった。

 

 原口の個人技などでどうにかゴールをこじ開けようとする日本は最後の最後、香川のゴールで追いついたが──。長谷部や吉田がいなければ結局のところダメなのか。日本の選手層の薄さを改めて露呈した試合でもあった。