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【日本代表】ダブルシンジやダブルタカシでなく、今注目すべきはダブル…

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 photo by muo1417

 

<このふたりは相互補完的にも相性がいい>

 

 日本代表にはシンジ問題(香川と岡崎の名前が同じ)やら、タカシ問題(乾と宇佐美の名前が同じ)があるそうだ。

 

日本代表「シンジ問題」に続き「タカシ問題」勃発 - 日本代表 : 日刊スポーツ

 

 ただ、そのどちらもさして興味はない。個人的にもっとも気になる“コンビ”はダブルユウヤ。大迫と久保だ。前者がロンドン五輪、後者がリオ五輪の世代で年齢差があり、プライベートですごく仲がいいとニュースも見たこともない。

 

 プレースタイルも異なるが、しかし、ふたりとも16-17シーズンに在籍するクラブで不動の地位を確立し、今やハリルジャパンでも重要な戦力という点で共通項がある。昨年11月のサウジアラビア戦まで圧倒的な存在感を見せつけていた原口元気がここにきてややトーンダウンしている今、トップ下も含めれば代表の前線でもっとも頼れるアタッカーはダブルシンジではなく、ダブルタカシでもなく、ダブルユウヤだ。

 

 強靭なフィジカルを利して最前線でしっかりとボールを収める大迫、2列目あたりからスピーディーなドリブルでフィニッシュにまで持ち込める久保。相互補完的にも相性がいいふたりは、とりわけカウンター重視となるアウェーゲームで存在感が際立つ。その意味で、6月13日のイラク戦で間違いなく彼らがキーマンとなる。

 

 ダブルシンジとダブルタカシがただ単に名前の呼び方がどうので騒ぐメディアはなぜ、ダブルユウヤという括りで大々的に報道しないのか。不可思議でならない。