サッカーの読みもの

サッカーの基礎的なこと、Jリーグ、世界のサッカーを語る

【日本代表】香川離脱でイラク戦の中盤はどうなる?

f:id:treikax:20170601232717j:plain

 photo by muo1417

 

<本田がもっとも輝いていたポジションはどこだったか>

 

  6月8日、前日のシリア戦で左肩を脱臼した香川真司の戦線離脱が決まった。これで分からなくなったのが、どんな中盤でイラク戦を戦うかだ。

 

 シリア戦での日本のパフォーマンスから判断するかぎり、香川離脱後の中盤では厳しい、つまり、倉田秋今野泰幸、山口蛍という組み合わせはイラク戦で苦戦する可能性が高いということだ。

 

 6月13日のイラクとのアウェーゲームでは絶対に負けられない一戦だ。引き分けが最低条件とすれば、インサイドハーフ2枚(香川もしくは倉田、今野)+アンカー(山口)で戦ったシリア戦とは違う2ボランチで臨むかもしれない。

 

 その場合は山口とデュエルに強い遠藤航、またはシリア戦で代表デビューした井手口陽介か。いずれにしても、問題はトップ下だ。国際経験が決して豊富ではない倉田に勤まるとは思えない。となると、出番が回ってくるかもしれないのが本田圭佑だ。

 

 すっかり右ウイングとしてのイメージが強くなった本田だが、思い出してほしい。彼がもっとも輝いていたポジションはどこだったか、を。

 

 シリア戦で後半途中からインサイドハーフとして出場した本田は、それなりに機能した。少なくとも、これまで右ウイングとしてプレーしていたときよりは安心してみていられた。

 

 本田の本職はトップ下。それを改めて証明する意味でも、イラク戦は本田にとってアピールの場になるかもしれない。