【日本代表】イラク戦のスタメンは？

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＜守備も考えるなら左ウイングは原口だろう＞

　6月13日にロシア・ワールドカップのアジア最終予選のイラク戦が行なわれる。日本はこのアウェーゲームに勝てばロシア行きにリーチをかけることになるが、果たしてどんなメンバーで臨むのか。

　システムは4-3-3で、3トップは久保裕也、大迫勇也、原口元気になるだろう。シリア戦で素晴らしいテクニックを披露した乾貴士はスーパーサブ的存在と見る。

　ホームゲームならまだしも、今回はアウェーでの戦いである。対戦相手との力量差がそこまでない最終予選、特に敵地での試合は多少なりとも守備的なスタンスで臨む必要がある。となると、左ウイングはタフで守備もこなせる原口がベストなのだ。

　もっとも予想が難しいのは中盤だ。シリア戦で左肩を脱臼した香川真司が戦線離脱、同じくシリア戦で負傷した山口蛍も足を負傷で練習回避（６月10日現在）という状況で、主力クラスがひとりもいないのである（長谷部誠も右足負傷で不在）。

　３月のUAEとのアウェーゲームでは香川、今野泰幸がインサイドハーフ、山口がアンカーという構成だったが、イラク戦では香川を使えない。しかも、山口、さらに今野もコンディション不良なので、サプライズ起用の可能性は十分にある。

　守備的にいくなら２ボランチを採用するはずで、そうなると中盤は「トップ下＋２ボランチ」になる。これに当てはめると、トップ下は倉田、もしくは本田圭佑。本田はシリア戦でインサイドハーフを任されただけに、トップ下で起用される可能性はある。倉田より国際経験が豊富で、中東勢とのアウェーゲームに慣れている点も、本田をスタメンに推す根拠になるだろう。

＜CBの一角は昌子。左サイドバックは酒井高＞

　２ボランチは山口の回復次第だが、仮に出場できればそのパートナーはシリア戦で代表デビューした井手口陽介か、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督にデュエルの強さを評価されている遠藤航だろう。今のところ、シリア戦で使われているぶん、井手口のほうが序列は上か。

　４バックは酒井宏樹、吉田麻也、昌子源、酒井高徳だろう。左サイドバックの長友佑都は足に張りを訴えている状態でイラク戦を欠場すると見られている。センターバックも正直、昌子か槙野智章かは分からない。ただ、イラク戦を踏まえて槙野をテストしなかったことから推測すると、昌子のほうがスタメンの可能性は高いだろう。

　長友が欠場しそうな左サイドバックは宇賀神友弥という選択肢もあるが、さすがに大きなプレッシャーがかかるイラク戦でこの初招集組を抜擢するのはリスキーだ。

　最後に、GKは経験豊富な川島永嗣。まとめると、以下のようなスタメンになる。

FW　久保、大迫、原口

トップ下　本田

ボランチ　山口、井手口

DF　酒井宏、吉田、昌子、酒井高

GK　川島

　不確定要素が多すぎて難しいが、皆さんならどんなスタメンを予想するだろうか。