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【日本代表】窮地のハリルジャパンを救うのは本田圭佑、それとも乾貴士?

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 photo by muo1417

 

<中盤はまさに危機的状況>

 

 6月13日のイランに向け、ハリルジャパンは大きな不安を抱えている。なかでも中盤。7日のシリア戦で左肩を脱臼した香川真司に加え、山口蛍も負傷、今野がコンディション不良と、まさに危機的状況なのだ。

 

 清武弘嗣も招集されていない現状で他のMFを挙げるなら、倉田秋遠藤航井手口陽介、そして初招集の加藤恒平AFCの発表によればイラク戦の登録メンバーから外れた)と代表実績がほとんどない選手ばかり。これで、アウェーのイラク戦に勝てるのだろうか。

 

 ヴァイッド・ハリルホジッチ監督の苦悩は次の記事からも窺える。

ハリル監督は「長谷部、香川がいない、蛍も少しどうだという。今野もまだどうだという感じ、清武は来ていない」と嘆き節を漏らしたが、「ただ、そうはいってもやらないといけない。選手には勝つぞと言っている」と語る。

引用:Football ZONE WEB 

ハリル監督がメンバー選考で自業自得の後悔 中盤の人数不足に「清武は来ていない」の嘆き節 | Football ZONE WEB/フットボールゾーンウェブ

 

<乾が香川の10番を付けるとしたら…>

 

 さすがに倉田、遠藤、井手口を揃って先発で使うことはないだろう。では、誰が中盤を担うのだろうか。そのひとりは本田圭佑だと思う。この緊急事態に、日本に落ち着きをもたらすことができるのはこの男しかもはやいないのではないか。

 

 シリア戦でのインサイドハーフの出来を素直に褒めることはできないが、倉田や井手口よりは計算が立つ戦力だろう。

 

 本田と同じ救世主候補は、イラク戦で10番を背負う予定の乾貴士か。香川がこれまで着用してきた10番をつけるということは…。安易な考えだが、乾のトップ下もあるのではないかと思ってしまう。

 

 いずれにしても、イラク戦はハリルホジッチ監督の勝負運が試される一戦だ。ここで勝てばさらに評価を高めるだろうし、負ければ責任問題に発展するかもしれない。天国か、地獄か、そういう意味でも6月7日のイラク戦は楽しみだ。