【本当にサッカー好きなの? 女性タレントを独自検証⑤】 剛力彩芽 編
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<サッカーのテレビ観戦歴は侮れないかもしれない>
父親がサッカー好きという剛力彩芽さん。子供の頃にサッカーをやったこともあるそうで、その時は必ず「ゴールキーパーをやりたい!」と言っていたそうだ。ダンスのキレを見てもわかるように、運動神経は抜群で、そこから察するとサッカーの実力も相当なものではなかったのかと思う。
tサッカーのテレビ観戦にしても、なかなかだ。やはり父親がサッカー好きというのは大きいようで、ロンドン五輪の日本代表の試合も本人のコメントを拝借すれば「ほとんど全部観ました」。
またブラジル・ワールドカップが行なわれた2014年、気になる日本代表の選手を聞かれた剛力さんが、「シュートをスーパーセーブで防いだ後のGK川島選手の“ドヤ顔”、果敢に攻め上がってゴールに絡んだ長友選手の“してやったり顔”がいいですよね。熱いプレーを見るとこっちまで“頑張らなきゃ”って思います。アグレッシブにプレーする選手を特に応援しちゃいますね」と答えているところからも、なかなかのサッカー通ではないかと推測できる。
こうした実績があれば当然だろうが、剛力さんにはこんな仕事が舞い込んでくる。2016年9月、ライブストリーミングサービス「DAZN(ダ・ゾーン)」のブランドアンバサダーに就任したのだ(今は違うらしい)。
この就任式で、剛力さんはサッカー好きを改めてアピール。好みの選手を聞かれると、「ゴールキーパーの川島選手が好きです。みんなを後ろから見守っているし、やる時は前面で守らないといけないので、その姿はいいですね」とコメントしていた。
「あれ、長友選手はもう気にならないの?」という突っ込みはさて置き、“サッカーを観る経験値”はお父さんの存在もあり、なかなかなもののようだ。ただ、本当にサッカー好きか? と問われると疑問符をつけざるを得ない。なにしろ、現場でサッカー観戦したという証拠が出てこないだ。
むしろ、“現場”での目撃情報は野球でのほうが多い。つい最近もヤクルトの試合の始球式に出席している。
正直、真のサッカーファンかどうかは疑わしい。
剛力彩芽の“サッカー通度”:★★☆☆☆☆☆☆☆☆(それなりにテレビ観戦歴はあるが、現場での経験が乏しすぎる)
【日本代表】イラク戦の失点をどう見る? 吉田麻也のミス? 川島永嗣のミス? それとも…
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<サッカーにおいて、あんな失点はざらにある>
イラク戦の失点を、みなさんはどう捉えているだろうか。センターバックの吉田麻也の責任か、それともゴールキーパーの川島永嗣の責任か。
あれを吉田の責任と主張する方は、おそらくサッカー経験者ではないだろう。確かにスローVTRで観れば、なぜボールに突っ込んできたイラクの選手のことを把握していないの?、と思う。
しかし、吉田は視覚的にそのイラクの選手のことを把握していなかったし、ああして身体をぶつけられたことは想定外のアクシデントだったはずだ。
一方で、川島の責任と主張する方は、これまたサッカー経験者ではないだろう。川島はあの場面、吉田に「クリアしろ」と言ったそうだ。吉田に詰め寄るイラクの選手を見てそう指示したのだから、川島の判断は極めて正しい。
しかし、実際に吉田はクリアせずに川島に任せようとした。そのあたりの連係ミスが失点につながったわけだが、これも言うなれば結果論だ。
吉田の判断も、川島の判断も決して悪いものではなかった。結果的に失点になったから、吉田が悪かっただの、川島のキャッチミスだのといちゃもんをつけられる。
サッカーにおいて、あんな失点なんてざらにある。不確定要素が多すぎるスポーツ、それがサッカーなのだ。
それでも、あの失点は吉田もしくは川島が悪かったという方がいれば、どこが悪かったのかを是非とも教示していただきたい。サッカー経験者、しかもDFだった自分からしてみれば、「あそこまでボールを運ばれる前に、誰かしら潰してくれ」というのが率直な感想である。
【日本代表】W杯最終予選は残り2試合(オーストラリア戦、サウジアラビア戦)。日本の突破条件は?
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<オーストラリア戦は引き分けでも追い込まれる可能性が…>
まずは予選8試合を終えたグループBの上位3か国の順位表を確認しておきたい。
グループB順位表
1 日本 勝点17/5勝2分1敗/15得点・6失点 /得失点差9
2 サウジアラビア 勝点16/5勝1分2敗/15得点・8失点/得失点差7
3 オーストラリア 勝点16/4勝4分0敗/14得点・8失点/得失点差6
次に上位3か国の今後の予定もチェックしておこう。
日本
8月31日 オーストラリア(ホーム)
9月5日 サウジアラビア(アウェー)
8月31日 UAE(アウェー)
9月5日 日本(ホーム)
オーストラリア
8月31日 日本(アウェー)
9月5日 タイ(ホーム)
そのうえで日本の突破条件を探ると、一番分かりやすいのは、次節のオーストラリア戦に勝つことである。他会場の結果に関係なく「勝点3」を積み上げれば、その時点でロシア行きが決まる。
では、日本が次の試合で引き分け以下だとどうなるか。オーストラリアと引き分け以下の場合は他会場の結果に関係なく最終節に持ち越しとなる。
日本がオーストラリアと引き分けた場合、重要なポイントになるのがサウジアラビア対UAE戦の結果だ。
1 サウジアラビア 勝点19
2 日本 勝点18
3 オーストラリア 勝点17
1日本 勝点18
2サウジアラビア 勝点17
3オーストラリア 勝点17
【パターン③】サウジアラビアが負けた場合の勝点
1日本 勝点18
2オーストラリア 勝点17
3サウジアラビア 勝点16
日本がオーストラリアと引き分けた場合、最悪なのはサウジアラビアがUAEに勝つパターン⓵。こうなると、2位に後退する日本は最終節でサウジアラビアに勝たないかぎり自力突破できない。オーストラリアが最終節でタイを下せばその時点でオーストラリアの突破が決まるわけで、日本はオーストラリア対タイ戦の結果を気にしながらサウジアラビアと戦うというシチュエーションになるわけだ。もちろん、オーストラリアがタイに引き分けもしくは負ければ、日本がたとえサウジアラビアに敗れても突破できる可能性はあるが…。いずれにしても、厳しい道のりになる。
パターン②か③の場合は最終節でサウジアラビアに引き分け以上で突破が決まる。ただ、日本がサウジアラビアに負けると、オーストラリア対タイ戦の結果次第で3位転落の可能性はある。
日本がオーストラリアに敗れた場合、当然ながら突破条件はさらに厳しくなる。
1or2サウジアラビア 勝点19
1or2オーストラリア 勝点19
3日本 勝点17
1オーストラリア 勝点19
2or3日本 勝点17
2or3サウジアラビア 勝点17
1オーストラリア 勝点19
2日本 勝点17
3サウジアラビア 勝点16
日本がオーストラリアに敗れ、サウジアラビアがUAEに勝った場合、日本は最終節でサウジアラビアに勝つしかない。
パターン⑤の場合、日本対オーストラリア戦、サウジアラビア対UAEのスコア次第で、日本とサウジアラビアの順位が決まる。日本が2位の場合は最終節でサウジアラビアに引き分け以上でオーケー、3位になった場合はサウジアラビアに勝つしかない。
パターン⑥の場合、日本は最終節にサウジアラビアと引き分け以上でオーケー。いずれにしても、オーストラリアはほぼ高みの見物状態になっている。
というわけで、最終節にもつれ込むと突破条件が複雑になることは少なくとも分かっていただけたと思う。次のオーストラリアとのホームゲームに勝って、ワールドカップ出場を決めたいところだ。
【本当にサッカー好きなの? 女性タレントを独自検証④】 北川景子 編
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<日本代表の長友は明治大学の同級生>
サッカーと無関係と思いきや、決してそんなことはない。まず、日本代表の長友佑都とは明治大学の同級生。2010年6月に公開された映画『瞬 またたき』の初日舞台あいさつでは、その夜に南アフリカ・ワールドカップの日本対オランダ戦があったことから「オランダは強敵ですが、頑張って守り切って得点をあげて勝利を掴んでほしい」と長友にエールを送っている。
この北川さん、偶然なのか必然なのか、サッカーの一大イベントとドラマ・映画の発表会が重なることが多い。15年7月になでしこジャパンがワールドカップでファイナルに進んだ際は、フジテレビ系ドラマ「探偵の探偵」の舞台あいさつの席で、以下のようなコメントをしている。
「なでしこの皆さんはタフでかっこいい。決勝のアメリカ戦もぜひ勝っていただきたい。日本全国の女性が憧れる存在。最後までこの勢いで頑張っていただきたいと思います」
北川さんが素晴らしいのは、日本の対戦相手をちゃんと覚えている点。「えっ? そんなこと当然でしょ」と思われる方もいるかもしれないが、それをできない女性タレントがいるのもまた事実。最低限の知識はつけておくというのが、北川さんのスタンスなのだろう。
<ドラマ「HERO2」では日本代表のユニホームを着用>
ちなみに北川さんは、ブラジル・ワールドカップが開催された14年にフジテレビ月9ドラマ「HERO2」でストーリーの都合上、日本代表のユニホームを着てフットサルをやったことがある(北川さんの背番号は22。ブラジル大会では吉田麻也がつけていた番号だった)。つくづくサッカーの大舞台と縁のあるタレントである。
しかし、北川さんはLINEアカウントで浦和レッズのスタンプを使っていることで話題になった時もあったが、サッカーフリークというほどサッカーが好きではないだろう。オフィシャルサイトを見ても、「趣味が読書」で、「特技は水泳」とある。サッカーの「サ」の字もないのだ。
ただ、今後もワールドカップなど大舞台との縁に恵まれ、サッカーに関するコメントを求められることがあれば…。もちろん本人が興味を持つことが前提になるが、サッカーフリークに化ける可能性はある!? 南アフリカ大会の時に「オランダは強敵」と言えるくらいだから、サッカーファンとしてのポテンシャルはあるだろう。
北川景子の“サッカー通度”:★☆☆☆☆☆☆☆☆☆(今はサッカーに興味はない。でも、ポテンシャルに期待)
【関連ブログ】
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【本当にサッカー好きなの? 女性タレントを独自検証②】 桐谷美玲 編 - サッカーの読みもの
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【イラク戦レビュー】賢くなかったハリルジャパン。追いつかれた時点で“ジ・エンド”だった
photo by muo1417
<前半から味方を走らせるパスが多すぎたのではないか>
なんともフラストレーションの残るドローだった。大迫勇也の先制点で幸先良くリードしたところまでは良かった。シリア戦で左肩を脱臼した香川真司が戦線離脱、山口蛍も負傷欠場と暗雲が垂れ込める状況で、日本はアウェーの地で待望のゴールを奪いながら、そうした勢いをみずから消してしまったようだった。
問題は先制後の戦い方だ。猛暑の影響で立ち上がりからフルパワーで戦えないのは分かる。なのに、あまりにもつなぎの意識が高すぎた。
別につなぐ意識があるのは悪くない。なにより不思議に思ったのは味方を走らせるパスが多かった点だ。あの猛暑のなかでああいうパスを多用すれば、体力を削られていずれ苦しくなるのは当たり前。右サイドバックの酒井宏樹が後半途中にリタイヤしてしまった原因のひとつに、本田圭佑のパスに振り回された点があったのではないかと思う。
<メリハリをもっとつけるべきだった>
もう少し省エネのサッカーをしても良かった。引くべきところは引いて、カウンターを狙う。前半からプレスをかけるスタンスを崩さないから、原口元気は後半途中でバテたわけだし(トップ下で前半からあそこまで走らされたら相当きつい)、肝心なところで攻撃のスイッチが入らなかったというのは勝手な解釈だが、「追いつかれたら今日の日本は終わりだな」という雰囲気はテレビで試合を観ていた方(もちろん自分もそのひとり)もなんとなく感じていたのではないか。
吉田はイラク戦の前に「賢く戦わないといけない」と言っていたが、正直、この日のハリルジャパンは賢くなかった。怪我人続出(井手口陽介はのうしんとうの疑い、酒井宏樹も膝を負傷)というアクシデントがあったとはいえ、リードした時点でもう少し上手く戦えたはずだ。
具体的にはロングボールをもう少し使って、最前線の大迫に当ててよかった。このCFのキープ力を生かして味方が休む時間をもっと作れれば、あるいは違う試合展開になっていたかもしれない。とにかく、日本は試合運びが下手くそだった。攻めるなら攻める、守るなら守る、そのあたりのメリハリをもっとつけるべきだった。
まあ、今更何を言っても仕方ないので、現実を受け入れるしかない。すでにワールドカップ出場の望みがないイラクに勝てなかったということが、たったひとつの真実だ。日本は強くない。今回のアウェーゲームは、それを改めて痛感させられた試合だった。
【日本代表/イラク戦速報】大迫勇也の素晴らしい先制弾も、後半に痛恨の失点…
photo by muo1417
<本田の好アシストから大迫がバックヘッドで先制ゴール>
2017年6月13日、日本がロシア・ワールドカップのアジア最終予選でイラク(アウェー)と戦った。日本はフォメーションがいつもの4-3-3で、GKは川島永嗣、4バックは右サイドバックから酒井宏樹、吉田麻也、昌子源、長友佑都。中盤は2ボランチが遠藤航と井手口陽介で、トップ下が原口元気。そして3トップは右ウイングから本田圭佑(キャプテン)、大迫勇也、久保裕也というスタメンで挑んだ。
立ち上がりは比較的静かな展開だったが、前半の8分、大迫の粘り強いキープから原口がシュート。これはGKに防がれるものの、直後のコーナーキック(キッカーは本田)から大迫がバックヘッドで合わせ、日本が幸先良く先制する。
これでリズムを掴んだ日本は、右ウイングの本田、右サイドバックの酒井、ボランチの井手口らを中心としたパスワークで追加点を狙っていく。しかし、徐々にイラクに押し込まれる展開となり、18分にイラクの19番・カミル、20分には8番・アブドゥルラヒームにいずれもヘッドでゴールを狙われた。
このふたつのピンチを凌いだ日本は28分に大迫がPKを取りそうな場面もあるなど盛り返し、試合は膠着状態に。両チームともチャンスらしいチャンスを作れないまま、前半は1-0で終えている。シリア戦では中途半端な守備が目に付いたセンターバックの昌子もこの日は安定感のプレーを披露していた。
<失点の場面、吉田はGKに任せるべきではなかった>
後半に入っても、しばらくは我慢の展開が続いた。55分には原口のチャンスメイクからあわや決定機(大迫のトラップミスがもったいなかった…)というシーンもあった日本だが、リードしているとはいえ流れを引き寄せているとは言えなかった。
62分には後頭部を強打した井手口に代わり、同じガンバ大阪所属の今野泰幸を投入。すると、66分には右サイドからの酒井のクロスに大迫が反応して至近距離からシュートを放つ。しかし、これもポストに阻まれ、日本は2点目を奪えない。
70分には攻守に渡り献身的に振る舞った原口を下げ、倉田秋を投入したが、その2分後、ゴール前の混戦からイラクの19番・カミルに押し込まれてしまう。この場面、ルーズボールになった時点で吉田がGKに任せず、蹴り出しておくべきだっただろう。
1-1に追いつかれた日本は、膝を負傷した酒井宏樹に代えて酒井高徳を投入。しかし猛暑の影響もあり、反撃の糸口は見当たらない。後半アディショナルタイムの本田のシュートもGKの正面で、イラクのディフェンスを崩せなかった。
結局、1-1のドロー。勝点1を積み上げた日本は、8月31日のオーストラリア戦(ホーム)に勝てばロシア・ワールドカップ出場が決まる。
【W杯アジア最終予選】グループAはイランが本大会出場。日本の宿敵・韓国はどうなる?
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<韓国はカタールとのアウェーゲームに勝たないとさらに苦しくなる>
2017年6月12日、ロシア・ワールドカップのアジア最終予選でイランが本大会出場を決めた。ホームにウズベキスタンを迎えた一戦は、23分にアズミンのゴールで先制すると、終了間際の88分にはタレミが追加点を奪うという展開で、イランの勝利に終わった。ここで気になるのは、グループAの順位表だ。
グループAの順位表
1 イラン 勝点20/8試合消化(6勝2分0敗/8得点・0失点/得失点差8)
2 韓国 勝点13/7試合消化(4勝1分2敗/9得点・7失点/得失点差2)
3 ウズベキスタン 勝点12/8試合消化(4勝0分4敗/6得点・6失点/得失点差0)
4 シリア 勝点8/7試合消化(2勝2分3敗/2得点・3失点/得失点差-1)
5 中国 勝点5/7試合消化(1勝2分4敗/3得点・7失点/得失点差-4)
6 カタール 勝点4/7試合消化(1勝1分5敗/3得点・8失点/得失点差-5)
首位のイランは6勝2分で無失点とほぼ完璧な勝ち上がり。一方で、苦戦を強いられているのが日本のライバルと言われる韓国だ。6月13日に予定されているカタールとのアウェーゲームに引き分けるか負けると、さらに厳しい状況に追い込まれる。
韓国の残り2戦の相手は、現在1位のイラン(8月31日/ホーム)と同3位のウズベキスタン(9月5日/アウェー)。ウズベキスタンとの最終戦を消化試合にするためには、カタールに勝利しないといけない。
グループの上位国との対戦を残し、最終戦はアウェーというのは日本の状況と酷似している。韓国にとっても、日本にとって、「17.6.13」の試合は運命の分かれ道になりそうだ。
【チャンピオンズリーグ】17‐18シーズンの本選出場クラブは?
photo by Ver en vivo En Directo
6月下旬から早くも17‐18シーズンのチャンピオンズリーグ予選がスタートする。それに先駆け、来季の本大会(グループステージ)から参戦する22チームを紹介しよう。国別で見ると、イングランドの4クラブが最多。これは16-17シーズンのヨーロッパリーグを制したマンチェスター・ユナイテッドが、「ヨーロッパリーグ優勝枠」での出場が決まったためだ。
予選からグループステージに勝ち残れるのはあと10クラブ。予選1回戦は6月27、28日に行なわれる。ここから2回戦、3回戦、プレーオフを勝ち抜けば、グループステージに辿りつけるが、果たして、どこが生き残るか。
本大会から出場するクラブ(6月12日現在) ()=枠数
スペイン(3)
セビージャ
ドイツ(3)
RBラウプツィヒ
イングランド(4)
イタリア(2)
ローマ
ポルトガル(2)
フランス(2)
ロシア(1)
ウクライナ(1)
ベルギー(1)
オランダ(1)
トルコ(1)
スイス(1)
チャンピオンズリーグのグループステージは、予選を勝ち上がったチームを加えた32クラブを8グループに分けて争われる。なお、17‐18シーズンの決勝は、ウクライナのキエフにあるオリンピスキ・スタジアムで行なわれる予定だ。
【キャプテン翼考察】森崎有三から学ぶ第3GKの心得
photo by chia ying Yang
<素晴らしかったのは西ドイツとの決勝前のミーティングでの振る舞い>
代表チームの第3GKは微妙な立場である。文字通りの緊急事態にならないと、いわば戦力として扱われないからだ。練習中、フィールドプレーヤーに怪我人が出れば紅白戦要員としてGK以外のポジションを担ったり、便利屋的存在と言っても大袈裟ではないはずである。
そんな代表チームの第3GKは、一説によると、代表ボーナス的なものは高いらしい。そうでもしないと、こうした役割をやってられないということかもしれないが、それなりの高待遇という噂がある。
とにかく、第3GKは過酷なポジション。相当メンタルが強くないと務められないが、その意味で「キャプテン翼」に登場する森崎有三は“第3GKの理想像”だ。なにより素晴らしかったのは、フランス国際ジュニアユース大会の決勝当日(対戦相手は西ドイツ)に行なわれたミーティングでの振る舞いだった(「キャプテン翼」単行本34巻)。
この大会、フランスとの準決勝まで正GKを務めていたのは若島津健だった。その彼がフランス戦で負傷したため、決勝は若林源三か森崎のどちらかにスタメンを任されることになったのである。
ただ、若林はこの大会に出る気はなかった(日本を影でサポートするため憎まれ役を買って出ていたのだ)。しかし、日本代表の見上監督は若林を使う決断をする。見上監督が「GKは若林源三!」とレギュラーメンバーを読み上げると、当の若林は「か、監督、おれはこの大会には…」と反論するが、ここで「若林さんしかいませんよ」と言ったのが森崎だった。ただ、森崎が本当に凄いのは実はこの後である。
<笑顔を見せる余裕さえあるメンタルタフネス>
スタメン出場に躊躇する若林を見て、日向小次郎が「日本ゴールをまかせられるのはもうおまえしかいなんだ」と言えば、松山光も「若林! 若島津がでれない以上、キーパーは若林しかいないよ!!」と続く。そして森崎が南葛中で苦楽をともにした来生哲兵や滝一も「そうだ 若林さん」と日向と松山をサポートする。
要するに、森崎は間接的とはいえチームメイトにダメ出しをされているのだ。西ドイツは強いから、お前は出るな、と。
にもかかわらず、森崎はじっと耐えるのだ。しかも、笑顔を見せる余裕さえあるのだから、天晴れである。
ちなみに、西ドイツ戦のハーフタイム、森崎はみんなにタオルを配る雑用もこなしている。こうしたエピソードからも、森崎がキャプテン翼フリークから愛される理由が分かるだろう。まさに第3GKの鑑だ。
【キャプテン翼考察・関連ブログ】
【キャプテン翼考察】サッカーの醍醐味が分かる「名勝負ベスト3」① - サッカーの読みもの
【キャプテン翼考察】サッカーの醍醐味が分かる「名勝負ベスト3」② - サッカーの読みもの
【キャプテン翼考察】サッカーの醍醐味が分かる「名勝負ベスト3」③ - サッカーの読みもの
【日本代表】窮地のハリルジャパンを救うのは本田圭佑、それとも乾貴士?
photo by muo1417
<中盤はまさに危機的状況>
6月13日のイランに向け、ハリルジャパンは大きな不安を抱えている。なかでも中盤。7日のシリア戦で左肩を脱臼した香川真司に加え、山口蛍も負傷、今野がコンディション不良と、まさに危機的状況なのだ。
清武弘嗣も招集されていない現状で他のMFを挙げるなら、倉田秋、遠藤航、井手口陽介、そして初招集の加藤恒平(AFCの発表によればイラク戦の登録メンバーから外れた)と代表実績がほとんどない選手ばかり。これで、アウェーのイラク戦に勝てるのだろうか。
ヴァイッド・ハリルホジッチ監督の苦悩は次の記事からも窺える。
ハリル監督は「長谷部、香川がいない、蛍も少しどうだという。今野もまだどうだという感じ、清武は来ていない」と嘆き節を漏らしたが、「ただ、そうはいってもやらないといけない。選手には勝つぞと言っている」と語る。
引用:Football ZONE WEB
ハリル監督がメンバー選考で自業自得の後悔 中盤の人数不足に「清武は来ていない」の嘆き節 | Football ZONE WEB/フットボールゾーンウェブ
<乾が香川の10番を付けるとしたら…>
さすがに倉田、遠藤、井手口を揃って先発で使うことはないだろう。では、誰が中盤を担うのだろうか。そのひとりは本田圭佑だと思う。この緊急事態に、日本に落ち着きをもたらすことができるのはこの男しかもはやいないのではないか。
シリア戦でのインサイドハーフの出来を素直に褒めることはできないが、倉田や井手口よりは計算が立つ戦力だろう。
本田と同じ救世主候補は、イラク戦で10番を背負う予定の乾貴士か。香川がこれまで着用してきた10番をつけるということは…。安易な考えだが、乾のトップ下もあるのではないかと思ってしまう。
いずれにしても、イラク戦はハリルホジッチ監督の勝負運が試される一戦だ。ここで勝てばさらに評価を高めるだろうし、負ければ責任問題に発展するかもしれない。天国か、地獄か、そういう意味でも6月7日のイラク戦は楽しみだ。
【日本代表】イラク戦の前に押さえておくべきポイントは?
photo by muo1417
<イラク戦は引き分けでも不十分だ>
まず押さえておきたいのが、現在の順位表。オーストラリアがサウジアラビアを3-2で下した6月8日の試合結果を踏まえたものは以下のようになる。
グループB順位表
1 日本 勝点16/5勝1分1敗/14得点・5失点 /得失点差9
2 サウジアラビア 勝点16/5勝1分2敗/15得点・8失点/得失点差7
3 オーストラリア 勝点16/4勝4分0敗/14得点・8失点/得失点差6
4 UAE 勝点9/3勝0分4敗/7得点・10失点/得失点差-3
5 イラク 勝点4/ 1勝1分5敗/7得点・10失点/得失点差-3
6 タイ 勝点1/0勝1分6敗/3得点・19失点/得失点差-16
サウジアラビアとオーストラリアより消化試合が一つ少ない日本は、それでも首位。ただ、サウジアラビアとオーストラリアと同勝点、得失点差でどうにか上回っている状況だ。イラクに2点差以上で敗れると、首位の座を譲る可能性がある。正直、リードと言えるようなリードではない。
で、次に押さえたいのが上位3か国の今後の対戦相手だ。
日本
6月13日 イラク(アウェー)
8月31日 オーストラリア(ホーム)
9月5日 サウジアラビア(アウェー)
8月31日 UAE(アウェー)
9月5日 日本(ホーム)
オーストラリア
8月31日 日本(アウェー)
9月5日 タイ(ホーム)
日本はイラク戦を除けば、オーストラリア、サウジアラビアとの直接対決を残す。最終戦がアウェーというのはなによりの気掛かりで、なかなか厳しい日程だ。サウジアラビアも8月31日に曲者のUAEとのアウェーゲームがある。
おそらく日程的に一番楽なのはオーストラリアだろう。最終戦が、このグループで最弱のタイとのホームゲームというのは大きい。8月31日の日本戦で勝点1でも拾えれば彼らの視界は大きく開けてくる。
そう考えると、日本が今後の戦いを優位に進めるにはイラクに引き分けでは不十分。
イラクを破って、精神的ゆとりを持ったまま8月のオーストラリア戦に臨んで引き分けるか勝つかでワールドカップ出場を決めるのが理想だ。
もちろん、イラクと引き分け、続くオーストラリア戦で勝利というシナリオも成り立つ。ただ、日本は過去ワールドカップ予選でオーストラリアに勝ったことが一度もない。今予選8戦負けなしのオーストラリアを破るのは、たとえホームでもハードルの高いミッションと言えるだろう。
今更ながら思うのは、昨年9月のUAEとのホームゲームで負けていなければこんな苦戦を強いられることはなかった。ワールドカップの最終予選はやはり初戦が大事。その事実を、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督、代表メンバーも改めて気付いていることだろう。
【本当にサッカー好きなの? 女性タレントを独自検証③】 上戸彩 編
photo by Shuichi Aizawa
<かつてトヨタカップのイメージガールを務めた実績もある>
第3回目の検証対象は上戸彩さん。女子サッカー界のレジェンド・澤穂希とも親交があり、昔はサッカーイベントに携わる機会も多かったようだ。
例えばトヨタカップでは大会のイメージガールを務めたこともある。
上戸彩が日本テレビ系『サッカー・FIFAクラブワールドチャンピオンシップトヨタカップジャパン2005』(18日決勝)のイメージガールを務めている。サッカー好きの上戸は、プライベートでも家族とよくテレビ観戦しているそうで「ソファに座って絶叫したり、兄とは朝までサッカーゲームをしたりします」。
引用:ORICON NEWS
間もなく決勝! サッカー大好きの上戸彩が選手にエール | ORICON NEWS
上戸さん自身もサッカーをやっていたそうだ。ただし、プレーのレベルはベールに包まれている。「相当上手いらしい」との噂だが、テレビなどでそれを見たことはない。
では、上戸さんは真のサッカー好きタレントなのか。結論から述べれば、昔はそうだった、となる。
2006年のFIFAクラブワールドカップジャパンのスペシャルキャスターも務めているものの、最近はめっきりサッカー関連の出演、話題は聞かなくなった。
おそらく子育てなどもあり、もはやサッカーどころではないだろう。実際、こんな記事もある。
娘ファーストの日々──。これがすべてを物語っているといってもいいかもしれない。
12年のロンドン五輪時代はなでしこジャパンもテレビ観戦していた。当時はかなりのサッカーフリークとも言われ、それまで蓄積してきた知識もあるだけに、それから5年の時を経て、サッカーにまったく関心がなくなったとは思えない。
しかし、専門分野でもないサッカーに今、のめり込んでいるとは到底思えない。誤解を恐れずに言えば、上戸さんは“過去のサッカーファン”。あるいは、彼女もまたメディアによって作り上げられたサッカーファンなのかもしれない。もっとも、人気者だからこそ、そういうイメージを植えつけられる。ある意味、売れっ子タレントの宿命だろう。
上戸彩の“サッカー通度”:★☆☆☆☆☆☆☆☆☆(もはやサッカーに興味があるのかも怪しい。過去のサッカーファンだろう)
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【日本代表】イラク戦は昌子源の未来を左右する一戦?
photo by muo1417
6月7日のシリアとの親善試合で、センターバックに抜擢された昌子源はお世辞にも良いパフォーマンスを披露できなかった。むしろ、失点に関与したことで評価を下げてしまった感もある。
ただ、挽回のチャンスはある。6月13日のイラク戦、親善試合とは違うワールドカップのアジア最終予選で結果を残せば、一気に評価を高めることができるのだ。
幸いにも、今回、森重真人は招集されていない。3月のタイ戦までアジア最終予選で吉田麻也とCBコンビを組んでいた彼がいれば、イラク戦で昌子にチャンスは与えられなかったかもしれないが、そうではないのだ。
ゴールという見えやすい結果があるアタッカーと違って、ディフェンダーはなかなか代表でレギュラーを掴むのは簡単ではない。しかし、昌子は今回のイラク戦で勝利に貢献するような働きを見せれば、ロシア・ワールドカップへ向けて一気に道が開ける可能性がある。
パーソナリティーは十分だ。少しおだてられたくらいで天狗にならず、自分の立ち位置をしっかりと把握している。「あのレアルは本気じゃなかった。クラブワールドカップの話をされてもピンとこない」というメディアが報道したコメントからも、昌子の真面目な人柄は窺い知れる。
昌子にとって、イラク戦がどういう試合なのか。それは彼自身がなによりも理解しているはずだ。昌子のサッカー人生を語るうえで、このアウェーゲームは間違いなく大きなターニングポイントになる。果たして、彼は代表で不動の地位を築けるのか、それとも単なるバックアッパーで終わってしまうのか。